Tritan™お客様インタビュー
透明感がありガラスと見間違う
ほど意匠性が良いですね。
- 神楽フィースト株式会社
- 代表取締役 岩永 満宏 様
透明感がありガラスと見間違う
ほど意匠性が良いですね。
開発を諦めず、6年の歳月を経て上市に至りました。
今から8年前、お客様から「ワインの酸化を抑制出来る商品を中国で作りたい」という依頼を頂き開発がスタート。しかしシリンダー型で作る事が難しく、途中でお客様が開発を断念。しかし神楽ファーストとしてここで開発を止めず、デザインが自由に決められるという考えで自社での開発継続を決断しました。
その後、金型は北九州の会社で開発、PCを使用することを予定していたが(ここでの開発に2年半を要した)、欧州に輸出するなら違う樹脂にしようという事で自社にて素材探索を開始。トライタンの事を知り、EASTMAN JAPANを訪問。トライタンの性能の詳細を確認後、長瀬産業を紹介して貰い、長瀬産業から石川樹脂工業様を紹介頂く流れとなりました。
その後、石川樹脂工業様で2年半かけて開発し、2018年6月にようやく上市。
開発期間は延べ6年間。依頼を受けた当初は石川樹脂工業様でさえも成型が困難だったため、反対のご意見もあったそうですが、石川会長のリーダーシップで開発を進められ、何とか完成に至る事が出来ました。
工芸品の茶筒の様に中蓋が密着していて酸化が抑制されます。
接着をせず製品は一体で出来ている。
伝統工芸として作られている茶筒の様に、中蓋を液体に浮かべ密着していれば酸素に触れないので酸化が抑制される。
こうした事をポイントに現在のデザインが生まれました。
・透明感があり、ガラスと見間違うほどの意匠性が良いこと。
・安全性が高い素材であること。(BPAフリー)
コロナ禍の影響で実際にはモナコを訪問できませんでしたがJETROのご紹介で主催者スタッフが 代わりにご説明してくださり 多くの方にご興味を持って頂きました。そして、著名人がクリスマスプレゼントにご購入頂きました。
透明色が一番売れていて、売り上げの半分を占めています。次はブルーですね。
97%空気カットの特性を活かした、デキャンタ以外のご利用でも好評です。
今まで家でワインを開けることがなかったが、デキャンタがあるから味が酸化で変わる事がないので家でワインを1杯という事ができ、おうち時間が豊かになったというお声を頂いております。
お客様によっては、トライタンは熱湯OKなので紅茶を作り、そのまま冷蔵後に入れるという事をされているそうで、中蓋の密着性がよいから(97%空気をカット)アイスにしても香りを楽しめるとご好評を頂いております。
また、Oliveオイルは2週間で酸化し、酸化したものが沈殿していきますが、デキャンタを使用すると下からオイルを取り出すのであまり酸化もしないし、酸化したものがあっても底に溜まらない。というメリットもあると、お客様には説明させて頂いています。
SDGsの観点からもトライタンは貢献できると考えます。
昨年12月に新シリーズを発売したのでこれをドイツのIFに展示する予定(現在1次は通過)です。
欧州ではSDGsやサステイナビリティは必須。
日本も最近プラスチックが嫌われているが耐久性があれば長く使える。
子供世代、孫世代まで使用可能かもしれない。SDGsの観点からもトライタンを使用すれば貢献できると考えております。
プラスチックの可能性について一般消費者の皆様にもっと知って頂きたいです。
お客様とお話していると樹脂は全て一緒と思われている感じです。もっとトライタンの耐久性や安全性を一般の方にもアピールしていって欲しいです。
神楽デキャンタWebサイト(神楽フィースト株式会社): https://www.kagurafeast.co.jp/