ナガセグループ CSR報告書 2010
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長瀬産業株式会社CSR報告書 201019社会貢献科学技術の発展への貢献当社は、古くから化学工業界にとどまらず、医薬業界など各方面に新しい用途開発をもたらす酵素および有機合成の技術開発に携わってきました。事業活動を通じて、生化学および有機化学分野の基礎研究が重要であるとの認識に立ち、これらの分野における研究開発や国際交流に対し助成等を行うことにより、科学技術の振興を図り、社会経済の発展に寄与することを目的として、1989年に(財)長瀬科学技術振興財団を設立しました。活動内容は、研究者に対する研究助成、国内外の学会への派遣、講演会開催の支援などで、これまで研究助成341件、国際交流支援178 件、金額にして約8億9千万円の活動を行っています。2010年度 研究助成者一覧氏 名所属機関研究テーマ生化学黒田 俊一名古屋大学大学院生命農学研究科全自動1細胞単離システムによる革新的な細胞育種法の確立小迫 英尊徳島大学疾患酵素学研究センター生体内におけるプロテインキナーゼの標的基質を網羅的に同定するためのリン酸化プロテオーム解析法の開発櫻谷 英治京都大学大学院農学研究科代謝工学的手法を用いた油糧微生物モルティエレラ・アルピナによる有用脂質生産藤原 伸介関西学院大学理工学部好熱菌の低温誘導型分子シャペロニンによる品質管理三原 久明立命館大学生命科学部金属汚染浄化とレアメタル資源回収システムの開発を目指した新規金属代謝微生物の研究森  浩禎奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科大腸菌との接合を利用した放線菌網羅的実験リソース構築の基盤構築山地 秀樹神戸大学大学院工学研究科昆虫細胞を用いたウイルス様粒子ワクチンの高生産プロセスの開発有機化学安藤 香織岐阜大学工学部分子軌道計算に基づいた不斉Morita-Baylis- Hillman反応の触媒の開発生越 専介大阪大学大学院工学研究科ニッケル触媒によるアルデヒドの選択的交差二量化反応北村  充九州工業大学大学院工学研究院キノンジアジドを用いる多置換芳香族化合物の選択的合成桑野 良一九州大学大学院理学研究院炭素原子のみで構成される多環式芳香族化合物の触媒的不斉水素化西川 俊夫名古屋大学大学院生命農学研究科イオンチャネルを阻害する天然毒素とその類縁体の化学合成松田 建児京都大学大学院工学研究科双安定性有機分子を用いた分子スケールナノサイエンス生化学・有機化学阿部 郁朗東京大学大学院薬学系研究科光学活性アミノ酸誘導体を基質とした植物ポリケタイド合成酵素の触媒機能拡張伊東  忍大阪大学大学院工学研究科二核金属酵素の機能改変と有機合成触媒への応用(敬称略 五十音順)

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