ナガセグループ CSR報告書 2011
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4.13 長瀬産業株式会社 CSR報告書 2011“集合住宅向け太陽光発電システム”への参画当社は、太陽電池市場でのバリューチェーンを構築するため、太陽光発電システムインテグレーターの(株)グリッドと資本・業務提携をしました。この提携で、従来の太陽電池用材料・部品販売といった川上分野に加え、太陽光発電システム販売といった川下分野が新たに加わりました。川下分野において当社は、太陽電池モジュールおよびパワーコンディショナーなどの環境関連製品の供給を担い、太陽電池パネルは台湾企業からOEM(グリッド社ブランドによる製造)調達します。他方、グリッド社は、太陽光発電システムの設計を担当し自社ブランドで販売します。販売製品は、マンションやアパートなどの集合住宅を対象とし、従来、集合住宅への太陽光発電システムの導入が、個別配電を困難としていたことから、共用部分の利用に限定され、未開拓領域とされていました。しかし、グリッド社の太陽光発電システムが、屋上パネルから各住戸への個別配電をすることに加え、「各住戸売電」を可能にしたことで、新領域への進出が可能となりました。今後は、集合住宅での実績を積み上げた後、戸建へ展開し、さらには、工場、倉庫などの産業用途へ拡大していきます。(1)太陽電池モジュール(電気をつくる)、(2)接続箱(電気を集める)、(3)パワーコンディショナー(電気を電力に変換する)、(4)表示機器(電力を見る)、(5)屋内分電盤(電力を送る)

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