ナガセグループ CSR報告書 2011
6/22

リスクマネジメントおよびコンプライアンス 当社の経営理念「長瀬産業株式会社は、社会の構成員たることを自覚し、誠実に正道を歩む活動により、社会が求める製品とサービスを提供し、会社の発展を通じて、社員の福祉の向上と社会への貢献に努める。」に則り、以下のコンプライアンス基本方針を制定し、実施する。リスクの総合的な認識・把握・抑制 この基本方針は、当社が様々な企業活動を行っていく上で、会社および役員・社員が遵守すべき行動規範を定めるものである。役員および社員は、この行動規範に則って行動すると同時に、関係先をはじめ社内組織への周知徹底に注力する。またこの行動規範に抵触するおそれのある事態が発生した場合には、早急に問題解決を図り、原因究明と再発防止に向けた業務改善を行う。 当社グループは、コンプライアンス体制とリスクマネジメント体制は一体であるという認識のもと、単なる「法令遵守」のみならず、企業倫理にまで踏み込んだコンプライアンス体制およびリスクマネジメント体制の確立、維持、向上、推進を当社グループ全体で行っています。 当社における総合リスクマネジメント体制の確立と、「取締役会の諮問機関」としてリスクマネジメントおよびコンプライアンスを監視するため、2008年4月、「コンプライアンス委員会」を「リスク・コンプライアンス委員会」に改編し、委員会の機能・権限を定め、役割と責任を明確にした体制の整備を行っています。また、当社の企業活動に関連する個々のリスクに対しては、それぞれの担当部署にて、規則などの策定や研修を実施するとともに、新たに生じたリスクについては、リスク・コンプライアンス委員会において対応責任部や体制を定め、当社の事業リスクの低減に努めています。 加えて、リスク・コンプライアンス委員会では、コンプライアンス体制の整備および維持を図るため、「コンプライアンス基本方針」を定め、グループ会社を含む全社員に対して、「ナガセグループコンプライアンス行動基準」に沿った企業活動を定期的な研修会などを通じて徹底させています。また、当社ならびにグループ会社において、法令違反などの問題があると認識した場合、リスク・コンプライアンス委員会に報告するものとし、委員会は直ちに監査役(会)へ報告するものと定めています。さらに、社内通報制度を導入し、社員などから直接通報・相談できる窓口を設定しています。コンプライアンス基本方針1 法令・規則および社内規定・ルールの遵守? 法令やルールを遵守し、社会的規範に逸脱することのない、誠実かつ公正な企業活動を行う。? 国際社会のルールに適応した事業運営を行い、グローバル企業としてさらなる発展を目指す。2 反社会的勢力の排除? 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、毅然とした態度で臨み、これを断固として排除する。3 社会に有用な製品・サービスの提供? 社会に有用な製品・サービスを提供することにより、社会に貢献する。4 社員の人格・個性の尊重? 社員一人ひとりの主体性と創造力を尊重し、それが企業活動に活かされる企業風土を醸成する。? また、社員の健康を守るとともに、人権を尊重し、差別のない公正な処遇を行い、安全でゆとりのある職場環境を確保・実現する5 ステークホルダーズ(利害関係人)への情報公開? 顧客、取引先、社員、株主等に対して、企業情報を積極的に公正に開示し、透明性の確保に努める。6 地球環境の保全? 地球環境をより良き状態に保全していくことが自らの責務であることを自覚し、行動する。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です