ナガセグループ CSR報告書 2011
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当社グループにおける環境マネジメント体制は、1999 年5 月に当社において地球環境委員会(現・リスク・コンプライアンス委員会)を設置したことに端を発します。商社としては早い段階から、社会の求めるニーズを勘案し、当社が2000 年4 月に環境マネジメントシステム国際規格ISO14001 の認証を取得したのを皮切りに、同委員会でISO認証確認の助言・支援を行いながら年々対象範囲を拡大してきました。現在、長瀬カラーケミカル(株)、ナガセケミカル(株)、ナガセプラスチックス(株)、ナガセ研磨機材(株)、西日本長瀬(株)の販社5社とナガセ総合サービス(株)(2010 年11 月追加認証)は当社と同一の認証登録事業所としてともに環境ISO運営組織下のもと活動を行っております。 また、グループ会社においても、独自で認証を取得し環境活動を行っている企業が多数あります。 今後も認証グループ会社で、目的の明確化、実施計画の設定を行い、また部署の環境活動を統括する環境保全責任者、各推進役のエコリーダーをそれぞれ設置し、環境面からの継続改善活動を推進していきます。 当社においては、エコビジネスの拡大と創生、業務効率の向上など、日々の事業活動の中から環境マネジメント活動の展開を図っています。環境関連ビジネスの推進については、中期経営計画「“CHANGE”11」において、従来のエコビジネスの推進のみならず、エネルギー分野も視野に入れ、太陽光発電や蓄電デバイスといった分野をクローズアップしています。当社の事業部間・グループ間の情報共有化や機能の補完を進めていくことで、持続可能な「循環型経済社会」、「低炭素社会」の実現に向けた商品・サービスを迅速に提供できる体制の強化を図っています。 また、環境負荷低減活動としましては、当社は商社という形態であるため、工場のように多量のエネルギーを使用することがない反面、物流効率の推進を図ることで環境負荷低減に寄与することができると考えています。このようなことから、販売管理システムの物流伝票データを利用し国内貨物輸送量を自動計算する「NECOシステム(NagaseEnergy Calculation Online System)」を開発し、2008年8 月から運用を開始しました。当社の年間貨物輸送量とCO2 排出量の算出のほかに、CO2 排出量削減のための輸送ルートの最適化への分析を可能とし、地球温暖化防止の要請に応えるため、輸送エネルギー削減に向けて取り組みを実施しています。ナガセグループ環境方針1 環境法規制等の順守事業活動の推進にあたっては、環境関連の法律、条例およびその他法規制等を順守する。2 環境に配慮した事業推進事業活動の推進にあたっては、技術的、経済的に可能な範囲で、自然生態系、地域環境および地球環境の保全に配慮した活動を推進する。3 社会との共生良き企業市民として、公的機関、産業界、地域社会等と協力して、ナガセグループにふさわしい地球環境保全活動を推進する。4 環境マネジメントシステムの確立と継続的改善環境方針達成のために、環境目的および目標を定め、環境マネジメントシステムの構築・実施と、継続的改善に努める。5 環境方針の周知徹底と公表この環境方針はナガセグループで働く全ての人に周知徹底するとともに、社外に対して公表する。<ナガセグループ>CSRマネジメント体制環境マネジメント体制環境マネジメント活動の展開リスク・コンプライアンス委員会統括環境管理責任者環境ISO運営統括事務局経営層環境ISO運営組織環境ISO運営総責任者長瀬産業グループ会社環境管理責任者内部監査チーム事務局エコリーダー環境保全責任者環境管理責任者内部監査チーム事務局環境保全責任者エコリーダー※地球環境委員会は、2011年4月1日よりリスク・コンプライアンス委員会に所管事項を移管しました。

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