ナガセグループCSR報告書 2012
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事業継続計画(BCP)2012年3月期の実績 東日本大震災当日は、初動対応において反省点が多く、改善の必要性を改めて認識させられました。例年実施している防災訓練の内容を大幅に見直し、モックデザスター(災害模擬訓練)方式で全店合同訓練を11月に実施しました。東京首都直下地震を想定し、対策本部の設置、安否確認、BCP発動、負傷者救助等、時間を追って発生する事象に対策本要員が対応し、新たな課題も抽出できました。今後も継続的に質の高い訓練実施を行います。2013年3月期の取り組み 2009年3月期から始まった事業部のBCP活動もその後段階的に他事業部へも展開され、2012年3月期で全ての事業部においてBCP策定に取り掛かっています。2013年3月期以降は、策定したBCPをより実効性のあるものにするべく、継続的に見直し改善を行うBCM(Business ContinuityManagement)の段階に入ります。当社は、政府ガイドライン(内閣府中央防災会議において、2016年までに大企業の100%、中堅企業の50%以上にBCP策定を求める)に基づき、リスク・コンプライアンス委員会での承認を経て、2008年度にモデル事業部おいて大規模地震を想定した「事業継続計画(BCP)」を策定しました。2009年度以降は他の事業部への展開を行い、2011年度には全ての事業部において策定に取り掛かり、継続的な改善活動が行われる段階に入りました。国内グループ会社に対しては、2009年8月にBCPの概要と取組みについて説明を行い、グループ中核の製造会社であるナガセケムテックス(株)とは定期的なBCPに関する情報交換を行っています。

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