ナガセグループCSR報告書 2012
15/22

川合肥料(株)は、全国の農業生産者を対象に、各種有機肥料や「ボカシ肥料」などの製造・販売を行っています。「ボカシ肥料」とは、限られた食品残渣などの有機質原料を入手し、それを発酵熟成させた高付加価値肥料のことで、①土壌中での分解が容易、②肥料の含有成分が植物に吸収されやすい、といった特徴を有しています。 2012年3月期は、新商品として地鶏を主原料とした高活性ボカシ肥料「秋津洲」を発売しました。また、都市部を中心に拡大を図っている有機農産物小売の大手「らでぃっしゅぼーや(株)」と提携し、その傘下の生産者に対して、共同で開発した肥料を供給することになりました。安心で良質な農産物を、可能な限り安価に消費者へ提供するための取り組みを実施していきます。 さらに、もう一方の注力事業、トマトなどのプレミアム農産物の生育・販売事業においては、自社肥料を用いた農産物の生産拡大を図るべく、関係会社「(株)うま野菜ファーム」と共同で確立した独自栽培技術をもとに「うま野菜」シリーズの充実を図っています。 今後は、ナガセグループのバイオ技術との融合化を進め、肥料や農業資材の開発を積極的に行い、独自の方法による農業そのものへの取り組みを通して、新時代の高付加価値ビジネスの実現を目指していきます。2 有機肥料への進出

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です