ナガセグループCSR報告書 2012
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社会貢献2012年度 研究助成者一覧 (敬称略 五十音順)氏 名所属機関役職研究テーマ生化学井上 邦夫神戸大学大学院理学研究科教授細胞環境応答性の選択的スプライシング制御機構植木 尚子岡山大学資源植物科学研究所助教赤潮プランクトンの驚異的な増殖能力を有用物質生産に利用するための基礎的研究遠藤 政幸京都大学物質・細胞統合システム拠点准教授設計したナノスケール空間での酵素反応の直接観察と反応機構の解明工藤 史貴東京工業大学大学院理工学研究科准教授放線菌が生産するハイブリッド型ポリケチド抗生物質の生合成研究と応用高野 英晃日本大学生物資源科学部助教新規な光センサー型転写調節蛋白質の生化学および構造学的研究谷野 孝徳群馬大学大学院工学研究科助教微生物燃料電池技術を応用した発酵による有用物質(食酢)と電力のコプロダクション永野 真吾鳥取大学大学院工学研究科教授インドールアルカロイドの構造多様性創出原理の解明松沢  厚東京大学大学院薬学系研究科准教授活性酸素の濃度変化の感知・応答システムと制御機構の解明三宅 克英石川県立大学生物資源工学研究所教授バイオフィルム形成制御メカニズムを利用した難培養微生物培養の試み吉本 敬太郎東京大学大学院総合文化研究科准教授脂肪幹細胞三次元共培養構造体の作製法の確立と高性能創薬スクリーニングへの応用有機化学菅  誠治岡山大学大学院自然科学研究科教授レドックス応答型有機分子触媒反応系の開発友岡 克彦九州大学先導物質化学研究所教授多官能基化された環状面不斉分子の創製と応用福島 孝典東京工業大学資源化学研究所教授分子レベルで精密にデザインされたナノヘテロ接合の構築と機能創成森  敦紀神戸大学大学院工学研究科教授CHカップリングを利用するオリゴチオフェン類の精密合成山下  誠中央大学理工学部准教授石炭抽出混合物を用いた有機合成化学不要の超格安有機デバイス作成法開発生化学・有機化学鈴木 孝禎京都府立医科大学大学院医学研究科教授銅触媒in situクリックケミストリーを用いた酵素阻害薬の創製研究向井 秀仁長浜バイオ大学バイオサイエンス学部准教授クリプタイド:タンパク質構造に隠された新しい生理活性ペプチドの同定と生体機能解析山田 健一九州大学大学院薬学研究院准教授生体内脂質ラジカルの蛍光検出手法開発と創薬への展開 当社は、古くから化学工業界にとどまらず、医薬業界など各方面に新しい用途開発をもたらす酵素および有機合成の技術開発に携わってきました。事業活動を通じて、生化学および有機化学分野の基礎研究が重要であるとの認識に立ち、これらの分野における研究開発や国際交流に対し助成等を行うことにより、科学技術の振興を図り、社会経済の発展に寄与することを目的として、1989年に(財)長瀬科学技術振興財団を設立しました。 現在の活動内容は、研究者に対する研究助成などで、これまで研究助成374件、国際交流支援178件(2005年3月期以降中止)、金額にして約9億8千万円の活動を行っています。 2011年4月1日には公益財団法人として新たなスタートを切り、研究助成金と共に長瀬研究振興賞の授与をはじめました。科学技術の発展への貢献 ナガセグループでは、環境方針の一つとして「社会との共生」を掲げ、環境保全活動を実施している外部組織への参画や協力協賛などの支援を行っています。(社)日本経団連・自然保護協議会、(社)日本貿易会・地球環境委員会などへ参画しているほか、地域社会への貢献活動も積極的に展開しています。社会貢献活動TABLE FOR TWOへの取り組み 当社東京本社では2008年10月より、社員参加型の社会貢献活動として、NPO法人「TABLE FORTWO International」が運営する「TABLE FORTWOプログラム」(TFT)に参加しています。また、大阪本社でも2009年1月よりTFTを開始しました。TFTは、日本を含む先進国が悩む過食や肥満や生活習慣病の問題を解決すると同時に、食糧不足に苦しむ開発途上国へ食料を援助するプログラムです。 当社の社員食堂で、野菜を多く含む「ヘルシーな食事」が一食販売される毎に、購入した社員と会社が10円ずつTFTの事務局に寄付する仕組みとなっており、TFTのメニューが販売されると、開発途上国の子ども達の「栄養化の高い」給食、一食分が寄付されます。2012年2月までの総食数は45,736食となっています。 また名古屋支店では社員食堂がない為、自動販売機によるTFT活動に参加しています。専用自販機で飲料を購入すると、一定額が寄付される仕組みです。大阪本社にもTFT自販機が新たに設置され、社員食堂以外でも気軽に社会貢献が出来る場が拡がっています。地域社会とのコミュニケーション 江戸開府とともに架けられ、現在の石造二連アーチ橋に架け替えられてから100周年を記念して、2011年10月31日「日本橋架橋百年祭」が開催されました。地元の町内会や、老舗企業が一体となり大パレードが行われました。長瀬産業およびグループ会社から計11名の社員が法被姿で地元小舟町町会の一員としてパレードに参加しました。日本橋小舟町に勤務するナガセグループ社員は、地元町会、地域の方々との関係を大切に、歴史と伝統を守り続けます。

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