ナガセグループCSR報告書 2012
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従業員(ダイバーシティ、ワークライフバランス、人材育成)当社グループがグローバルに展開していく中、多種多様な人材の活用による、企業の新しい価値の創造および、当社グループの社員一人ひとりが個々の力を最大限発揮できるような働きやすい職場づくりを進めることが重要だと考えております。その実現のためには中長期的な取り組みが必要と考え、2008年よりダイバーシティ推進委員会を立ち上げ、継続的に取り組みを進めています。「個」が自由に発想・思考し、力・個性を発揮する「個」が意見を表明し、積極的に発信する意見をぶつけ合うことで知のシナジー・価値を創造するダイバーシティの目指すもの組織・集団としての知のシナジー属性面の多様性思考する「個」の多様性意見・見解の多様性グループとしてのパフォーマンス向上ベース:企業理念・ビジョン共有、相互理解、尊重、受容、扶助の関係国籍・性別・業態・価値観等、多様な人材が存在1 324 5 現在、ナガセグループでは、性別、国籍、年齢、価値観やライフスタイルの異なる多様な社員が働いています。このような多様な人材が、ビジョンを共有し、お互いを受け入れ理解し助け合いながら、活き活きと活躍し、価値観をぶつけあって新しいシナジーを生み出していくことを可能とする企業風土・文化をはぐくむことが、グループとしての新しい事業創造やパフォーマンスの向上に繋がると考え、ダイバーシティをナガセグループの重要な企業戦略の一つとして位置付けています。ダイバーシティに対する考え方 当社におけるダイバーシティへの取り組みは、2009年3月期に「ダイバーシティ推進委員会」を立ち上げたことにより実質的にスタートしました。ダイバーシティは中長期的に、かつ、全社員が取り組むべき課題であるという認識から、まず、社員の意識調査やヒアリングを行った上で議論を重ね、ダイバーシティの定義、推進テーマや3ヵ年の取組具体策を作成し、2009年5月に社員向けに通知、啓蒙しています。さらに、2010年2月には統括者向けにダイバーシティ説明会を開催し、その後、ダイバーシティ講演会の開催、新人研修やマネジメント実務講座での説明の実施等さらなる浸透を行っています。 また、各事業部がダイバーシティについて行動計画を作成し、実施するなど、現場レベルでの取り組みが行われました。その他、2012年3月期は主に右記の4点に取り組みました。ダイバーシティへの取り組み? 2012年3月期より始まった社内報に毎回、ダイバーシティについての取り組みについて事業部長よりメッセージを掲載? 海外ナショナルスタッフ向け本社研修プログラムの継続実施(2011年31名参加)? 11月に全社員向けサーベイを実施し、ダイバーシティの現状を分析、2012~2014年の3カ年の取組具体案を作成? 女性総合職社員の採用継続(10年度4名/16 名入社、11年度4名/28名入社、12年度4名/31 名入社)し、配属後の上司・本人面談、交流会実施等フォローの取組実施

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