NAGASEグループは化学品を中心に商社機能、メーカー、研究開発機能を備えた企業グループ。”Delivering next.“をスローガンに掲げ 「人々が快適に暮らせる安心・安全で温もりある社会」の実現を目指しています。
そんなNAGASEが、取り組む課題の一つがサステナビリティ。
2022年からは世界一サステナブルなスポーツと言われるFormula Eに参戦するレーシングチーム“Andretti Formula E”への協賛活動をスタートしました。
Formula Eは、持続可能なエネルギーと環境に優しい電気自動車の技術革新を促進することを目的とした電動レーシングカーによるモータースポーツ選手権。モーターを動力源としているため、ガソリンエンジンのように二酸化炭素を排出することはありません。
世界25の国と地域でビジネスを展開するNAGASEにとって、グローバルにグリーンエネルギー領域でのパートナーシップを進め、「FIA環境認証」で最高位の3つ星を獲得したAndretti Formula Eは最高のパートナー。
人類の気候変化への対応は、まだ第1コーナーを回ったばかりですが、NAGASEグループは、世界106社のギアをトップに入れて、サステナブルなイノベーションを加速させていきます。
Delivering next sustainability.
NAGASEは、Andretti Formula Eに協賛しています。
Andretti Formula Eの母体であるAndretti Globalは2000年代初頭に設立され、INDYCARでの実績から、フォーミュラEにおける電動レースへの挑戦まで、最先端技術を駆使し、常に競技の最前線をリードしている。持続可能な未来の実現にも取り組んでおり、ISO 14001:2025環境マネジメント認証やFIA三つ星環境認証を獲得するなど、エコフレンドリーなレースを推進している。Andretti Formula Eは2014年の設立以来、ABB FIAフォーミュラEワールドチャンピオンシップに参戦。5シーズン目を迎えるデニスに加え、新たにニコ・ミュラーがチームに加わる中、チームはその伝統を引き継ぎ、フォーミュラEの最前線で活躍し、電動レースの未来を切り拓いていくことを目指している。
Andretti Formula E※外部サイトへ移動します
フォーミュラE参戦5シーズン目を迎えるジェイク・デニス。シーズン9では自己最多となる2勝、11回の表彰台を獲得し、ドライバーズ世界チャンピオンに輝いた。シーズン7でアンドレッティからフォーミュラEデビューを果たすと、すぐにその実力を発揮して2勝を挙げ、フォーミュラE史上最も成功したルーキーの一人としてその名を馳せた。現在はフォーミュラEで参戦に加え、レッドブル・レーシングF1チームのテストドライバーやBMWファクトリードライバーとしても活躍し、多様なレースカテゴリーでその実力を発揮している。
フォーミュラE参戦5シーズン目を迎えるニコ・ミュラーは、シーズン5でフォーミュラEデビューを果たし、昨シーズンは自己最高となるランキング12位でフィニッシュ。今シーズンからはAndretti Formula Eに加入し、更なる成長を目指す。2014年にAudiのファクトリードライバーとして契約を結び、プロレーシングの世界に進出。翌年にはニュルブルクリンク24時間レースで優勝を果たし、2019年と2020年にはDTMで9勝・24回の表彰台を獲得し、2年連続でシリーズランキング2位に輝いた。フォーミュラE参戦以前は、DTM、ラリークロス、GT、ストックカーレースなど、多岐に渡るカテゴリーで豊富な経験を積んでいる。
シーズン開幕当初からカーボンニュートラルを実践しているフォーミュラEに関連して、ドライバーの二人が東京で行われているサステナブルな取り組みを学びました。
国立環境研究所は世界でも珍しい、都市部での温室効果ガスの測定を、東京スカイツリーで行っています。通常、このような観測は広範囲の大気を観測するために山頂などで行われますが、なぜ東京の中心で行われているのでしょうか。アンドレッティ・フォーミュラEドライバーのジェイクとナトが国立環境研究所の寺尾先生にお話しをお伺いしました。
今回は特別に250m付近のスカイツリー塔体外へ。ここでは写真の赤く囲ったところより、上空250m付近の大気を収集しています。このように、都市部の大気を観測することで、人間活動などによるCO2排出量を把握し、私たちの日々の活動が地球にどのような影響をもたらしているのかを分析することができます。高精度なCO2濃度値を得ることで、今まで統計値で計算してきた排出量データをより正確に把握することができるようになります。
(上)赤く囲ったところから大気を集めて、塔内の研究室に送っている
世界的に見ても都市部での温室効果ガスの大気観測は珍しいですが、アンドレッティチームの本拠地であるインディアナポリス(アメリカ)は世界でも先駆的な大気観測が行われている都市として知られています。
このように、国立環境研究所による東京スカイツリーでの温室効果ガスの観測は、今後の温暖化対策に対して、どのような影響をもたらしているかを数値的に把握することができる非常に重要な観測となっております。
国立環境研究所 寺尾様