リーフディスクフィルター 

高粘度、大流量に対応可能

当社のリーフディスクフィルターは、フィルター構成しているリテーナー部に、独自の構成をもつTPリテーナーを採用しており、圧力損失低減、長寿命化が期待され、従来品では困難であった高粘度又は大流量流体での使用も可能となります。

優れた洗浄性

TPリテーナーを用いることでシンプルな構造が可能となり、洗浄性にも優れ、再生後の洗浄残渣も低減出来ます。また、長瀬の完全サポート体制により、煩わしいフィルターエレメントの洗浄、検査の手間が省けます。

製品仕様・フィルターサイズ

  4インチ 5インチ 7インチ 8インチ φ290mm 12インチ
外径 111mm 149mm 177mm 222mm 290mm 304mm
内径 A 38.1mm 38.1mm 47.6mm 47.6mm 63.5mm 63.5mm
B 47.6mm 47.6mm 63.5mm 63.5mm 76.2mm 76.2mm
C       76.2mm 85.2mm 85.2mm
D         115.5mm 115.5mm

• リテーナー :TPタイプ、メッシュタイプ、CSタイプ、RFタイプ

• 使用濾材  :ファイバー焼結体、パウダー焼結体、金網(積層、焼結)

• 濾過精度 :1µm~100 µm

ハブ種類

TPソフトハブ セミハードハブ TPセミハードハブ ハードハブ
TPソフトハブ セミハードハブ TPセミハードハブ ハードハブ
ハブモデル図/メッシュリテーナー仕様 ハブモデル図/低圧力損失型リテーナー仕様 ハブモデル図/低圧力損失型リテーナー仕様 ハブモデル図/メッシュリテーナー仕様

TPリテーナーとは

従来型のリーフディスクフィルターは、内部にメッシュタイプのリテーナーが使用されており、この構造が流体の優れの妨げとなり、二次側での滞留、劣化、またゲル発生の一因となっています。

TPリテーナーは、こういった問題を解決するために開発したもので、中心方向(センターポスト方向)に効率的に流路を確保し、圧力損失の低減とロングライフを可能にしました。また、洗浄性も良好で、再生後の異物の残渣も画期的に低減できます。

TPリテーナーの特徴

TPリテーナーを使用したときの効果の1例を示します。

TPリテーナーによる低圧損・長寿命効果

シンプルなハブ部構成の為、滞留懸念が解消され、洗浄性も向上しました。


従来型(金網リテーナー) 低圧力損失型(TPリテーナー)

圧力損失 ポリマーが中心方向に流れるのを妨げる構造のために、樹脂が偏流する上、圧力損失が大きい。 ポリマーを中心方向に導くような構造であり、樹脂が流れやすく、圧力損失が小さい。
濾過面積 濾材は、部分的(主として内周部)にしか使われない。実質的な濾過面積が小さく、エレメントの枚数を増やさなければならない。 濾材の全面が使われている。実質的濾過面積が大きく、エレメントの枚数は少なくてすむ。
洗浄性 ハブリングの裏側や線材が重なり合っている部分の異物除去が困難。 SUSの1枚板から製作されているため、異物除去が容易で、洗浄性が良い。

特殊リテーナー(高濾過精度向け)

エレメント内の滞留部削減、薄型化を実現したCSリテーナーを開発!

補強材を省略することで、薄型化と滞留部の削減を実現しました。

CSリテーナー[特許取得済]

CSリテーナーの特徴

• CSリテーナー一枚で、「パンチング、リテーナー、パンチング」の3層分の機能を発揮するのでフィルターの薄型化が可能となり、限られたスペースにより多くのフィルターを設置することができます。

• 樹脂の滞留が少なく、異物が発生しづらい構造となっております。

RFリテーナー[特許取得済]

リテーナー部の更なる滞留箇所を目的とし、新たなリテーナーを開発しました。

RFリテーナーの特徴

• RFリテーナー一枚で、「パンチング、リテーナー、パンチング」の3層分の機能を発揮するのでフィルターの薄型化が可能となり、限られたスペースにより多くのフィルターを設置することができます。

• せん断速度、流速がTPリテーナーより早く、滞留箇所の削減を実現しました。※下記イラスト参照

RFリテーナー vs TPリテーナー
解析結果

壁面せん断速度分布

  • RFリテーナー

  • TPリテーナー

流速分布

  • RFリテーナー

  • TPリテーナー

分離型フィルター

フィルターエレメントが分解可能となっているタイプです。

洗浄性に優れ、濾材が汚れたもしくは損傷した場合でも濾材のみ差し替えることで内側部材の再利用が可能です。