Recruitment information

アセット 1

トップメッセージ
TOP MESSAGE

「ユニークネス」を探せ
まだ見たことのないビジネスモデルをデザインする

上島宏之
HIROYUKI UESHIMA

1988年入社。お客様やものづくりの現場に近い立ち位置で、若手時代のキャリアを重ねる。ディスプレイ事業部表示デバイス部統括を務めた後、Nagase (Hong Kong) Ltd.のCOOに就任。帰国後、経営企画部本部長やモビリティソリューションズ事業部長などを歴任。2023年4月より現職。ビジネスでは信用・信頼を重んじる。座右の銘は一燈照隅。

Chapter 01

マテリアルで企業と社会の課題を解決に導く
ビジネスデザイナー

世の中は、これまでにないスピードで変化しています。社会価値と経済価値は両立できないという「トレードオフ」の考え方から、社会、とりわけ環境への配慮が経済価値の前提となる「トレードオン」の時代へと変わってきています。さらに、海外勢力の攻勢や異業種からの新規参入、経済安保、地政学リスクなど、一昼夜で世界やマーケットが様変わりする可能性を意識しながら、これまで以上に早いスピードでグローバルスケールに進化していくことが、長瀬産業には求められていると私は強く感じています。

NAGASEグループは、190年の歴史を通じて、世界中のステークホルダーとの信頼関係を築いてきました。これは、社員一人ひとりが、会社の経営理念である「誠実に正道を歩む」を日々の活動の中で実践し続けてきたからに他なりません。世界中のお取引先・お客様のモノつくりの課題に真摯に向き合い、その課題に応える提案を行ってきたからこそ、現在の長瀬産業の姿があります。長瀬産業は、モノつくりが抱える課題に対して、素材を通じて貢献してきました。長瀬産業の機能であるサーチ(見つけ)&デベロップメント(育む)や、マッチングの機能を駆使し、モノつくりの課題の解決のために、あらたなビジネスモデルをデザインしていくことが、長瀬産業らしさであり、強みだと信じています。昨今、モノつくりにおいても、「大量生産から適量生産」や「モノ売りからコト売り」の時代に入り、モノの生産と消費量は減少していくと言われています。しかし、モノ自体がなくなることはありません。むしろ、モノつくりは、電動化、無人化、自動化、省エネ化に加え、トレーサビリティ、リサイクル、廃棄方法など、新たなテーマや課題に溢れています。長瀬産業は、サステナブルなモノつくりに貢献するべく、これらの課題解決に向けて取り組んでいます。いつの世にも、モノつくりには課題があり、私はその課題に対して「素材(マテリアル)を通じて貢献するNAGASE」でありたいと考えています。まさに、長瀬産業のビジョンである「見つけ、育み、拡げる」ことを体現し、「人々が快適に暮らせる安心・安全で温もりある社会」の実現に向けて取り組んでいきます。

私たちは、化学系専門商社のリーディングカンパニーとして認知されています。もちろんそのことに私や社員は誇りを持っており、その分野で世界一を目指しています。ただし、今の長瀬産業において「化学」「商社」は一側面に過ぎません。エレクトロニクス、モビリティ、エネルギー、ライフ&ヘルス、バイオ、デジタル・・・と、そのフィールドは多岐にわたり、保有している多様なビジネスモデルをさらに進化させていく、そんな発展の途上にある企業体です。

進化するモノつくりの課題に貢献するために、私はNAGASEの人の成長に注力していきたいと考えています。NAGASEグループの命であり魂である「人」、これこそが190年続いてきた源だと私は思います。「人」をマネージするのではなく、人が成長する「学びの場」をマネージする会社を実現することに注力していきます。人が、学び、挑戦し、成長し、そして自己実現できる場こそが、会社と従業員の目指す姿であり、従業員エンゲージメントであると信じています。また、あらゆる課題を解決するためにも異文化、異見、異ジェンダー、異世代の意見に耳を傾け、お互いをリスペクトし、高め合えるような企業文化を創り上げていきたいとも考えています。

Chapter 02

たくさんの「挑戦と失敗」が
長瀬産業のビジネスを築いている

長瀬産業はどんな会社か?色々な切り口で特徴や魅力をお話しできますが、私が最もお伝えしたいのが「やりたいことをやらせてくれる会社」であることです。自分自身に、それをやり遂げる強い想いと意思があれば、上司や先輩はあなたの挑戦を後押ししてくれます。一生懸命挑戦した結果、上手くいかないこともあります。むしろ上手くいかないことの方が多いでしょう。失敗であっても、真剣に何かに取り組むという経験は、多くの価値あるものを結果として運んできてくれます。失敗はデータです。蓄積すればするほど、次の成功の確率は上がると思っています。
私も29歳の頃、ある新規事業の立ち上げに挑戦しました。入社して10年にも満たない社員の熱意に会社が投資を許可してくれ、私も無我夢中に必死に取り組みましたが、はじめは失敗の連続。でもその度に、多くの人たちに助けていただきました。ある時、お客様から預かった資産を、こちらの不手際で損傷してしまいました。お客様に真摯にお詫びし、経緯の説明と弁済についてのご相談を申し上げたところ、お客様からは「心配しなくてもいい。こちらでなんとかしておくから、もう一度挑戦してみなさい」と温かいお言葉をいただき、涙したのを覚えています。あくまで私の推測ですが、何かにひたむきに挑戦し、新しいことを立ち上げる姿に共感いただいたのかもしれません。この出来事は、その後の自分の行動原理を形成する経験となりました。改めて、自分一人では何もできない、私は会社・お客様に育ててもらったと強く思います。仕事を通じて社内外に尊敬できる先輩や上司ができ、本当に多くのことを学ばせていただきました。

企業の人財育成には、体系的な研修制度が不可欠と言われています。ただ、それ以上に大切なのは、チャレンジを後押しする環境、そして学びの場が備わっていることです。長瀬産業には、もちろんしっかりとした研修制度が備わっていますが、それに加えて、現場で健全にチャレンジし、失敗を許容する企業文化とそれを支える人たちがいます。そして、世の中のモノつくりの課題解決に貢献しているビジネスが数え切れないほど存在し、それを見つけ、育み、拡げ、支えてきた仲間たちが働いています。ぜひとも我々と一緒に、新しい長瀬産業のビジネスモデルを創り上げることに、果敢に挑んでいってほしいと思います。長瀬産業には、社員のそういった気概や想いを真剣に受け止め、見守ってくれる社風が絶えず受け継がれています。ビジネスには、苦しさを伴う局面がありますが、私がそうであったように、恩人と呼べるような先輩や同僚、取引先に支えられながら、充実したキャリアを歩んでいけるはずです。

長瀬産業には、皆さんが活躍できるビジネスフィールドがたくさんあります。まだ世界の誰もやったことのないビジネスモデルを、一緒に創っていきましょう。