Recruitment information

アセット 1
スポーツニュートリションニューカテゴリー食品
Life & Healthcare Segment

Material
ニュートリション素材

スポーツニュートリションの
日本市場開拓に挑む

健康で豊かな生活に対するニーズが世界中で高まる中、“スポーツニュートリション”に注目が集まっています。スポーツニュートリションとは、タンパク質・アミノ酸・ビタミン類など必須栄養素を運動の前後でしっかり摂取できるよう開発されたフードやサプリメントのこと。長瀬産業は、スポーツニュートリション事業の拡大を図っています。事業の鍵を握るのは、2019年にNAGASEグループの一員となったPrinova。商社機能と製造機能を併せ持つ同社はスポーツニュートリションに競争力を有し、欧米市場に強みがあります。長瀬産業は、Prinovaの欧米販売チャネルを通して、日本のヘルスケア素材を輸出するとともに、欧米でスポーツニュートリションを牽引しているPrinovaのリソース(製品・技術・原料調達力・知見)を活かして、日本のスポーツニュートリション市場の開拓に挑んでいます。

Possibility
パーソナライズ
ニュートリション

今までにないニューカテゴリー
市場をリードしていく食品素材を

必須栄養素の多くは、苦くて美味しくないものばかり。だから錠剤やカプセルの形にして摂取する。それが従来の常識でした。長瀬産業が目指しているのは、美味しく味わいながら、しっかり栄養素も摂取できる食品・・・いわば、フードとサプリメントが融合し生まれてくる、今までにない“ニューカテゴリー”。この “ニューカテゴリー”をリードしていく食品素材を、提供していきたいと考えています。そのため、長瀬産業が国内外に持つキッチンラボでの味の設計やレシピの提案、また、Prinovaが持つ栄養素やヘルスケア関係の技術的知見を組み合わせた新しい製品開発に取り組んでいきます。さらに、一人ひとりの身体やライフスタイル、摂取するタイミングやシーンなど、様々なシチュエーションに合わせた栄養素を提供する、“パーソナライズニュートリション”にもチャレンジし、業界を先駆けていきたいと考えています。

Episode
食品ビジネスの真髄とは?

「これオイシイ、イイネ!」

入社以来、BtoCビジネスの商品企画に携わっていた谷が営業部へ異動したのは2019年のことだった。
「これまでの自身のキャリアは、消費者と向き合うBtoCビジネス。しかし、異動先はメーカーへの原材料提案・供給などを行うBtoBビジネス。少々勝手が違うなと感じました」
そんな谷がある日、注目したのがオーストラリアの製菓リテールA社だった。A社は、NAGASEグループの一員である林原の主力製品、トレハロースの既存顧客。谷は、同社に違う商材を提案してビジネスを拡大できないだろうかと考えた。
「実は、A社が日本のコンビニのわらび餅アイスに関心を持っていて、そういう商品をオーストラリアでも販売したいんだ、という話を聞いていたんです」
わらび餅アイスの最大の特徴は、ぷるんとした柔らかい食感。谷はそうした食品づくりが得意で実績もある最大手の寒天メーカーB社に話を持ちかけた。「寒天製剤を使って、オーストラリアの製菓リテールA社が望む製品を実現できるレシピ開発・提案を一緒にやりませんか?」
部内の法規対応チームに掛け合い、オーストラリアへの輸出・販売に問題がないことを確認したこともあり、B社は最初から前向きに検討。かくしてA社への提案・営業活動はスタートした。
しかし、資料、カタログ、レシピ設計の工程など書類ベースでいくら提案しても全くのノーレスポンス。A社には響かなかった。提案内容に自信を持っていた谷は頭をひねった。「当社伝統のBtoBビジネスである化学業界の営業のやり方ではスペックが大切だと聞いていたのですが、食品業界ではそれだけでは通用しないのかなと」
書類ベースでは埒が明かないと考えていた谷に絶好の機会が訪れる。親日家でもあるA社社長が来日するという情報を掴んだのだ。「この機会に実際に試食してもらったら」。そう閃いた谷はB社と協力し、素材・含有量を変えた5パターンの試作品を用意した。
プレゼン当日。A社社長は、谷とB社担当者の説明を聞きながら、試作品一つひとつのテイスティングを細かく何回も繰り返した。谷はその様子を、固唾を呑んで見守った。
「これオイシイ、イイネ!」
試作品の一つを指し、カタコトの日本語でそう発した社長の顔がほころんだ。その瞬間、谷の胸は喜びで満たされた。またそれは、谷が食品業界のBtoBビジネスの真髄を知った瞬間でもあった。
そこから先はとんとん拍子に話が進み、3カ月後、初受注に至った。
「オーストラリアは長瀬産業の食品事業でビジネスの実績がほぼない国。そこに楔を打ち込むことができたのは大きな成果でした」

FAQ

01
私のシゴト

事業開発の大きなテーマである、Prinovaと連携した日本での事業創出を主に担当しています。これまで長瀬産業が本格的なチャレンジをしてこなかったニュートリション領域での事業創出に向け、日々ビジネスアイデアの創出と顧客への提案を図っています。

02
シゴトの醍醐味

自身で情報収集をし、仮説・戦略を立て、それを実践・検証し、また戦略を修正し、自分が思い描くビジネスの実現に向けて進める・・・仕事を通じて、この一連のプロセスに触れられることに醍醐味を感じています。

03
大変なトコロ

食品は各国で法規制が異なっており、展開時の大きな障壁となるケースが多いです。そういったハードルをクリアした上で、顧客に対して付加価値提案を行なったり、日系企業と海外企業の間に入ってプロジェクトを円滑に進めるのは大変なところです。

04
メッセージ

視野を広げて、「なれる自分」ではなく、「なりたい自分」を思い切り想像してみてください。どんな時でも、「先を描く・考える」と良いかもしれません。長瀬産業はみなさんが描いたビジョンを実現できるフィールドの一つになりえるかもしれません。

Profile

NAOKI TANI
谷 直樹

フードイングリディエンツ事業部
営業部 営業第一課
2011年入社
工学部応用自然科学科卒

特技・趣味はスケート。ペットのうさぎとのひとときが癒しの時間。

*掲載されている情報や部署名は取材当時のものです