Recruitment information

アセット 1
NAGASE流ソリューション次世代サスティナビリティ
Functional Materials Segment

Service
環境コンサルティング

企業ごとに異なるニーズを把握し
排水処理・排ガス処理の課題解決

2015年、国連のSDGs(持続可能な開発目標)推進表明を機に加速したESG投資(財務情報だけでなく、環境・社会・ガバナンスも考慮した投資)などの潮流を受け、大企業から中小企業に至るまで、環境を意識した事業活動のあり方を模索しています。そんな中、長瀬産業は、当社ならではの環境事業をスタートさせています。その第一歩は、排水・循環水・排ガス処理等に関わる事業を展開する株式会社アイエンスの“技術”に可能性を感じ、同社への出資を実行したこと。アイエンスは排水・排気の処理に優れたシステムの開発・施工に強みを発揮。同社のシステムは、排水処理能力の向上による環境規制対策とプロセス改善によるコスト低減の両立が期待されています。長瀬産業は、アイエンスのシステムに加え、元々取り扱っている環境関連製品を強力なリソースとして、企業ごとに異なる排水処理・排ガス処理の課題を把握し、最適化につながる解決策を提供しています。

Possibility
長瀬産業=環境

あらゆるお客様の環境課題を解決し
唯一無二の存在へ

グループ全体で化学業界から、半導体業界、食品業界まで様々なチャネルを持ち、幅広いお客様と深い信頼関係を構築してきた長瀬産業は、各業界、各企業が抱える技術的課題に対する目利き力、その課題に対して最適解を提案できるコーディネイト力にどこよりも長けています。そのため、あらゆる分野のお客様の課題解決に貢献できるのが、長瀬産業の強み。私たちは2025年に向けて、現在の排水処理・排ガス処理のお悩みだけでなく、CO2削減、廃棄物削減など省エネへの取り組みまで、トータルに環境ソリューションをご提案することで、装置やシステムだけを提供するのではなく、幅広い技術やノウハウを通して、継続的にお客様との関係を築いていこうと考えています。例えば、お客様の課題解決に応えるために、設計・エンジニアリング・施工まで提供する機能を新たに追加していくことも考えられるでしょう。目標は、長瀬産業=環境というイメージが世の中に広まり認知されていくこと。そのために今後もさらに事業規模を拡大していきます。

Episode
ゼロからのビジネス構築

世界の壁の高さを知ったほろ苦い思い出

入社8年目を迎えた年、井上は、ビジネス研修生として半年間、米国に赴任することとなった。研修の目的は、米国文化、仕事の進め方を知ること。テーマ自体は自由に設定できた。
当時、名古屋支店に勤務していた井上は、担当する化学メーカーA社に原料を供給するだけでなく、一緒に新しい事業をつくることを目標としていた。そんな中、人脈を駆使して一つのヒントを見つけた。原油を地下から掘り起こす際、塩分、砂利、水が混ざる。水の含有量が一定割合を超えると流通価格が下がってしまうため、原油から水を取り除く化学処理を行うが、そこで用いる薬剤をA社が有する独自技術で開発できるのではないかと・・・。
A社を熱心に説得しプロジェクトをスタート。このプロジェクトをメインテーマとして揚々と米国に乗り込んだ。
しかし、席を置いていたNAGASE AMERICAのナショナルスタッフの反応はシビアだった。
「日本とは全く違うビジネススタイルを理解すべきだし、日本側で事前にもう少し準備をしておくべきだろうと、真っ当なダメ出しを食らいました」
実際、米国では商談のアポイントすら容易には取れない。日本と同様、長瀬産業の看板を背負って簡単にお客様とリレーションシップを築けるとばかり思っていた井上は面食らった。
「先方に価値をきっちり提供しない限り、全く相手にしてもらえませんし、ましてやネイティブではない片言の英語でしっかり意志を伝えられるかといったら心もとなかったですし・・・。無謀な挑戦に近かったですね(苦笑)」
最終的に、メインテーマのビジネスは失敗に終わり、結果を出すことはできなかった。
しかし、大きな収穫もあった。一つは、A社と密にコミュニケーションを取ってプロジェクトを推進したことで関係性がより深まったこと。そのおかげで、今まで知り得なかった情報も教えてもらえた。これは長瀬産業としての財産となるだろう。
もう一つは、海外でビジネスをつくり上げることの難しさに気づいたことだ。「日本にいるとNAGASEブランドは業界で周知されています。その看板のおかげで仕事ができているのだと痛感しました。大事なのは、世界のどの国においても、いかにお客様に長瀬産業の存在意義を認めてもらうか。また、一緒に仕事をするナショナルスタッフにいかに共感してもらうか。そのためには何が必要なのかを考えるきっかけをもらえました」
この経験を糧に、将来、世界で臆することなく戦える商社パーソンになる。井上はそう心に誓った。

FAQ

01
私のシゴト

2020年3月に環境事業推進チームができ、そのリーダーに就任。私を含め6名のメンバーで事業育成に注力しています。目標は、次期中期経営計画達成のために2025年には定量的に貢献できていること、若いメンバーの目標達成をサポートすることなどです。

02
シゴトの醍醐味

出会いと自分磨きです。部署を異動するごとに、出会える人も会社も違ってくる・・・。そんな中で多くの人と出会い、親しくなることができます。凄いなと思える人との出会いもあり、その都度、インスパイアされ、自分をアップデートできます。

03
大変なトコロ

鈍感なんでしょうか。あまり大変さを感じません(苦笑)。ただ、自分の考えをわかりやすく人に伝えることはいつまで経っても難しいですね。環境事業では海外展開も視野に入れているので英語も課題。英会話の勉強を趣味みたいな感じで楽しく続けています。

04
メッセージ

会社に入ることが目的ではなく、会社で何をしていくのか、自分をどう磨いていくのかが、会社選びでは大事だと思います。人生において就職は大きな決断の一つですので、不安を抱えることも多いと思いますが、一度しかないこの時期を少しでも楽しんで過ごしてほしいです。

Profile

RYO INOUE
井上 亮

スペシャリティケミカル事業部
スペシャリティ第一部
環境事業推進チーム
農学部応用生命科学専攻修了

最近の趣味は、早朝市場での買い出し〜魚捌き、百城巡り。

*掲載されている情報や部署名は取材当時のものです