当社社長 朝倉研二による「2016年 年頭挨拶要旨」を下記の通りご報告します。

NAGASEグループの皆さん、明けましておめでとうございます。
皆さんがそれぞれに新たな思い、決意を持って新しい年を迎えたことと思います。2016年が会社にとって、そして皆さん一人ひとりにとって、実り多き素晴らしい一年になることを祈っています。

さて、ほんの少しだけ昨年を振り返ってみます。テロの犠牲者が年3万人を超えました。安全、平和に慣れきった我々にも他人事では済まなくなりました。難航の末、合意をみたTPPは今後我々のビジネス環境に大きな変化をもたらすでしょう。そのような中、企業倫理の問題がこれほどクローズアップされた年はなかったのではないでしょうか。それぞれ背景こそ違うでしょうが、長い期間をかけて培った信用、信頼をあっという間に失ってしまった企業がいくつもあります。他人事ではありません。当社は「誠実に正道を歩む」を経営理念の一節として掲げています。改めてガバナンス体制を確認し、なお一層襟を正さねばと思っています。

では我々長瀬産業はというと、16年ぶりの社長交替ということがあったわけですが、昨年の業績は引き続き円安の恩恵を受けており、実態は決して芳しい状況ではありません。目標達成へ向け、みなさん一緒にやり遂げましょう。

話は変わりますが、昨年4月1日にこの場で私がお話ししたことを思い出してください。「全員参加」「現場」ということばを覚えてくれている人も多いかと思います。一方、私が一番に「会社に変化をもたらすこと」が自分の使命である、と話したことはどうでしょうか?私自身は変化、変革を目指し、いろいろなことをしてきたつもりです。皆さんの周りはどうでしょうか?変わらねば、という危機感を肌で感じられますか?待っているだけでなく自分の組織、自分自身の変化のために何かを企てましたか?外部環境の変化は我々にまさに待ったなしで様々な課題をもたらしています。今年、私は昨年以上にグループ全体の変革に向け、いろいろなことに挑みます。そしてグループ社員全員がそれぞれの立場で変革に向け果敢に挑戦してくれることを期待しています。

ONE STEP FORWARD= 一歩前へ、です。私は一歩どころか二歩、三歩と進むつもりです。皆さんも必ずONE STEP FORWARD、お願いします。
最後に、この一年が、皆さんそしてご家族にとって健康で平和な年となることを心より祈念して年頭の挨拶と致します。