
2023年4月からの代表取締役社長への就任に伴い、サステナビリティ推進委員会の委員長に就任しました。
私たちの経営理念にある「社会の構成員たる自覚」、「誠実に正道を歩む」、「社会の求める製品とサービスの提供」を全員参加で追求し、広く社会に貢献できるよう、サステナビリティを強く推進していきます。
世の中は、これまでにないスピードで変化しはじめています。社会価値と経済価値は両立できないという「トレードオフ」の考え方から、社会、とりわけ環境への配慮が経済価値の前提となる「トレードオン」の時代へと変わってきています。NAGASEは、この「トレードオン」の考え方に基づき、企業活動を進めて参ります。
モノづくりにおいては、「大量生産」から「適量生産」の時代に入り、従来と比べると、モノの生産と消費量は減少していますが、モノ自体がなくなる事はありません。モノづくりの現場では、無人化、自動化、省エネ化に加え、トレーサビリティ、リサイクル、廃棄方法等、新たなテーマや課題が日々生まれてきています。NAGASEは、サステナブルなモノづくりに貢献するべく、これらの課題解決に向けた取組みを進めて参ります。
加えて、世界的に最も大きな課題の一つに「気候変動への対応」があります。NAGASEグループも、気候変動をマテリアリティ(重要課題)の一つとして認識しており、「NAGASEカーボンニュートラル宣言」で掲げる長期目標のもと、中期経営計画においても非財務目標を設定し、実績管理を行っています。
カーボンニュートラルという社会課題に対しては、サプライチェーンにおけるGHG排出量やLCA算出等の「可視化」と、低炭素製品、削減ソリューション提案等の「削減」、の2つのステップで取り組みを深化させていきます。NAGASEが長年に渡り培ってきたお取引様との信頼関係に基づき、複雑なサプライチェーンにおけるカーボンニュートラルの課題に対しても、NAGASEらしい提案をして参りたいと考えております。
いつの世にも、モノづくりの課題があります。その課題に対して、「マテリアルを通じてお客様の課題を解決し「ひと」と「地球」のウェルビーイングに貢献するNAGASE」でありたいと考えています。
また、私はNAGASEの人の成長に注力していきたいと考えています。NAGASEグループの命であり魂である「人」、これこそが、NAGASEが190年続いてきた源だと私は考えています。「人」をマネージするのではなく、人が成長する「学びの場」をマネージすることに注力してまいります。人が、学び、挑戦し、成長し、そして自己実現できる場こそが、会社と従業員の目指す姿であり、従業員エンゲージメントであると信じています。また、あらゆる課題を解決するためにも異文化、異見、異ジェンダー、異世代の意見に耳を傾け、お互いをリスペクトし、高め合えるような企業文化を創り上げていきたいとも考えています。
社会課題の解決に向けて、NAGASEグループの多様な社員の知恵を結集し、サステナビリティを追求、挑戦を続けてまいります。
長瀬産業株式会社
代表取締役社長
サステナビリティ推進委員会委員長
上島宏之




