人財開発に対する基本的な考え方

NAGASEグループでは、人財開発をグループの成長を支える経営基盤の強化と捉えています。グループの総合機能の発揮に向け、グループ合同での階級別研修、海外現地スタッフ向け研修の充実を通じて、グループ一体となった人財開発を目指しています。

企業活動の基盤となる人財の育成にあたっては、現場での業務遂行や配置転換などにより深く幅広い知見や能力を体得する“OJT(On-the-Job Training)”と、研修や自己学習などにより知識やスキルを習得する“Off-JT(Off-the-Job Training)”を有機的に組み合わせることを基本としています。

OJTを促進する各種施策の実施と同時に、若年層向けの階層別研修や統括者向けの研修など、役割に応じて必要な知識・スキル習得の施策を実施しています。様々な人財開発施策の中でも、以下3点を重視しています。今後も外部環境の変化やNAGASEグループの戦略にあわせ、必要な見直しを図っていきます。

強化ポイントと体系図、研修制度と参加者

様々な育成施策の中でも以下3点が大きなポイントとなっています。今後も外部環境の変化やNAGASEグループの戦略にあわせ、必要な見直しを図っていきます。

人財開発強化ポイント

① グローバル化の推進 海外現地法人やビジネススクールへの派遣、異文化理解プログラムの実施、英語学習支援の実施。
② マネジメント育成 他流試合を通じた意識向上施策(各種ビジネススクール派遣、MBA基礎知識習得プログラムへの派遣など)の活用促進。
③ 共通の価値観浸透 各階層別研修における共通の価値観浸透研修、統括者対象の共通の価値観浸透ワークショップ、サーベイの実施。今後も外部環境の変化などにあわせ、必要な見直しを図っていきます。

人財開発体系図

人財開発体系図

人財開発研修制度

制度 概要
海外ビジネス実務研修 海外のグループ会社等で研修をする制度
選択型研修 従業員と会社の成長に向けた認定プログラムに対する費用支援制度
セルフ・イノベーション・チャレンジ 各種資格等の取得を目指す社員で集まり切磋琢磨し合う機会を提供し、学習・受験費用を支援
資格取得報奨金 会社が定める公的資格を取得した際に報奨金を与える

NAGASEテクニカルバイタリティプログラム(NTV)

NAGASEグループでは、研究開発活動における社内連携強化を目的にNAGASEバイタリティプログラム(NTV)を立ち上げ、新規事業創出に取組んでいます。
2019年にスタートし、その後4年間で延べ90人以上が参加し、AI、DX,IoT、ヘルスケアやバイオミメティクスなどの先端技術をテーマとする活動を行ってきました。2023年10月からはこれまでの経験をもとにNTVの制度改善も行い、取り組みを強化しています。
今後もNTVを通じて新規事業の創出・事業化に継続して取り組んでまいります。

採用とリテンション(離職防止)

採用

新卒採用

長瀬産業を志望する学生に向けた新卒採用ウェブサイトぺージや説明会、インターンシップなどを行っています。

学生に向け、「化学」や「商社」の枠を超え、幅広い知識や経験、グローバルネットワーク、ものづくりやバイオ技術など無数の可能性を自由な発想で掛け合わせ、これまでにないアプローチを見つけ、育み、拡げていくことで安心・安全で温もりのある社会を実現していく企業メッセージを採用活動で伝えています。

中途採用

さまざまな業界でキャリアを築いてきた幅広い世代の中途採用社員を採用しています。労働施策総合推進法に基づく中途採用比率について、以下開示しています。

リテンション(離職防止)

NAGASEグループでは、リテンション(離職防止)を重要な経営課題として位置づけており、さまざまな取り組みを実行しています。

体系的な人材開発とキャリアパスの明示

各職掌別に必須、選抜、公募研修を設計し、役割に応じた必要な知識、スキルの習得ができるような人材開発を行っています。制度は外部環境の変化に応じて、定期的に見直しています。また、職掌転換など社員のキャリアパスを明示し、案内をしています。

ナガセグローバル人財開発センターの活用

NAGASEグループでは、持続的な成長に向けた人財育成拠点として、「ナガセグローバル人財開発センター」(東京都渋谷区千駄ヶ谷)を2014年5月に開設しました。会議や研修に利用しています。

ナガセグローバル人財開発センター

人財育成に関するデータ