生物多様性に対する基本的な考え方

NAGASEグル―プでは、生態系サービス(供給サービス、調整サービス、生息生育地サービス、文化的サービス)を支える生物多様性に配慮し、その維持・保全に努めることは重要な環境課題であると認識しています。

こうした認識のもと、生物多様性に重大な影響を与える可能性がある事業活動に関して、どのように生物多様性に依存しているのか、また、どのような影響を与えているのかを把握し、生態系への影響を最小化し、回復にも寄与することに努めます。

RSPOへの加盟(正会員)

長瀬産業では、2017年8月に環境影響に配慮した持続可能なパーム油の調達を目的とするRSPO「持続可能なパーム油のための円卓会議」に加盟し、会合や説明会に参加するなどサプライチェーン全体でのサステナビリティ普及を推進しています。2025年度中に100パーセント持続可能なパーム油を調達するよう目標を設定しています。

目標と進捗

開示項目 目標項目 バウンダリー 2020年度目標 2020年度実績
生物多様性 影響を与える可能性がある事業活動
持続可能なパーム油の調達
グループ 【定性】
NAGASEグループ「生物多様性に対する基本的な考え方」に沿って、生物多様性に重大な影響を与える可能性がある事業活動に関して、どのように生物多様性に依存しているのか、また、どのような影響を与えているのかを把握し、生態系への影響を最小化し、回復にも寄与することに努める。

【定量】
持続可能なパーム油の調達
100%(2025年度中)
【定性】
達成

【定量】
2020年度進捗
RSPO認証油比率(%):68.2%

事業活動方針

NAGASEグループでは、環境方針および生物多様性に対する基本的な考え方に基づいて事業を展開しています。

新規事業

新規事業について、森林および生物多様性の保全、資源、エネルギー、水資源の有効活用など環境全般に及ぼす影響を事前に調査・評価し、環境保全、負荷低減に努めており、生物多様性と事業活動の両立を目指します。

既存の事業

既存事業について、グループ内のISO14001運営組織が取り組む環境マネジメントシステムのなかで、バリューチェーン全体の生物多様性に関するインパクト評価、行動計画の策定、進捗管理などを行っています。

取り組み事例

林田川流域生態系保全の取り組み

ナガセケムテックス(株)

NAGASEグループでは、生産拠点における生物多様性の保全について重要な課題であると捉えています。ナガセケムテックス(株)播磨事業所は、兵庫県揖保川支流の林田川流域に位置しており、生物多様性の保全を目的として、アユ、カワヨシノボリ、オヤニラミ(絶滅危惧種)などが生育する流域の保全活動(協力金の支払い等)を揖保川漁業協同組合とともに行っています。

NGOへの協力 生物多様性への取り組み

ナガセケムテックス(株)

NAGASEグループでは、森林の保全について重要な課題であると捉えています。ナガセケムテックス(株)では、2010年よりNPO法人タンザニア・ポレポレクラブに使用済み切手を送付し、世界遺産登録キリマンジャロ山(東アフリカ・タンザニア)での植林活動や活動の自立支援、生活改善を支援しています。

環境にやさしいサステナブルプラスチックの普及推進

NAGASEグループでは、環境にやさしいサステナブルプラスチックの普及推進について重要な課題であると捉えています。長瀬産業では、Eastman社・日本代理店として木材を原料とするバイオ材料であるTENITE™セルロースを取り扱っています。TENITE™セルロースは、FSC®(森林管理協議会)によって認証された森林から計画的に伐採した針葉樹によって製造されています。

セルロースの水酸基の一部を無水酢酸とプロピオン酸ないし酪酸で置換し、添加剤(可塑剤)を加えることで成型可能にした樹脂材料であり、バイオ材料の割合は約40%∼50%です。今後も長瀬産業では、環境にやさしいサステナブルプラスチックであるTENITE™セルロースの普及を通じて、生物多様性の保全に貢献してまいります。

TENITE™製造プロセス

TENITE™製造プロセス

生物多様性に関するデータ