代表取締役社長 朝倉 研二

2021年度からスタートする5ヵ年の中期経営計画ACE 2.0を発表しました。新型コロナウィルス感染症の影響により、従来では考えられないようなスピードで外部環境が変化しています。ACE 2.0では、こうした急激な変化に対応するためにその位置づけを「質の追求」とし、「収益構造の変革」と「企業風土の変革」の2つの変革を加速してまいります。

世界では、環境問題や気候変動による食料・水不足など、人々の安心で安全な生活を脅かす課題が山積しています。経済価値、社会価値双方を高めつつ、持続可能なより良い社会の実現に貢献することは、私どもに課せられた使命であると考えます。NAGASEグループは2021年2月にサステナビリティ基本方針を策定し、ACE 2.0においても社会課題の解決に貢献しうる「N-Sustainable事業」にグループ全体で取り組むことを掲げており、幅広い事業領域において独自のソリューションをお届けしていきます。

また、ビジネスモデルの変革を見据え、DX(デジタルトランスフォメーション)にも力を入れています。2020年には、AIを活用した新材料探索プラットフォーム「TABRASA®」を上市しました。今後、材料の探索だけでなく、製造や販売、データを取引できるマッチングの場の提供まで、お取引先の様々な課題を解決するNAGASEならではのプラットフォームになることを期待しています。さらに市場との接点を飛躍的に増やすデジタルマーケティングについても体制を強化し、商社・製造・研究開発といった従来の機能に新たな強みを掛け合わせ、お取引先のニーズにスピーディーに応えてまいります。

2032年に創業200周年を迎える私たちは、時代の先を読むことで柔軟に事業の転換を果たしてきました。今後も、普遍の理念である「誠実に正道を歩む」のもと、人々が安心・安全で快適に暮らせる温もりある社会の実現に貢献してまいります。引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 朝倉 研二
2021年5月